複合情報学特別講義第二 「拡がる機械学習の可能性―グラフとネットワークの機械学習を中心として」
(北海道大学 大学院情報科学研究科)
担当教員:鹿島
久嗣(東京大学 大学院情報理工学系研究科 数理情報学専攻 数理第6研究室)
日時:2011年12月5日(月)~6日(火)10:30~
講義室:北海道大学 情報科学研究科棟 3F 中会議室(5日), 情報科学研究科棟 5F 中会議室 (6日)-
【講義の概要】
機械学習とは、膨大なデータの中から隠された有用な知見を発見し、また、これから何が起こるのかを予測するための技術である。近年、機械学習はマーケティング、バイオ、金融、Webをはじめとした分野において成功を収めている一方、現実世界で現れるさまざまな形のデータや複雑な状況をうまく扱うために、今もなお目覚ましい発展を続けている技術でもある。本講義では、まず機械学習(とくに統計的機械学習)の基本的な考え方や方法論を解説したのち、ソーシャルネットワークサービスやオンラインショッピングサイトにおける推薦システムや、新規薬剤開発などを目指した生体内相互作用予測などを念頭においた際に現れるグラフやネットワークといった構造をもつデータの解析手法について詳説する。また、そのほかにも、機械学習の適用可能性を拡げることを目指した近年の種々の試みについても紹介したい。
【教材・参考書】
内容は昨年での東大での講義のものの一部+αです。
教科書は特に用いません。
【成績評価】
成績(1単位)はレポートで評価します。